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マスプロ電工 UB18Lの性能をスペアナで見る

 突然ですが、マスプロ電工のUHFラインブースターUB18Lを購入しました。UB18Lは地デジ帯域(470-710MHz)のブースターです。利得は16~20dBで雑音指数が1dB以下と高性能です。UHFアンテナ直下につけることでプリアンプとして使用してみます。

 ブースターの性能を確認するためにスペクトラムアナライザを使用します。本来であればISDB信号に対応したレベルチェッカーやシグナルアナライザが必要なのですが、高価なためスペアナで代用します。使用するスペアナはTinySA Ultraです。

 まずノイズフロアは-85dbm/6MHz程度です。RBW/VBW=100kHzで4値平均を測定しています。

 ブースターをかまさない状態で地デジ27ch(fc=557.1MHz)は-72.7dBm/6MHzでした。ブースターと電源部を挿入したところ-54.7dBm/6MHzまで改善しました。利得は18dBでした。

 同じように地デジ19ch(fc=509.1MHz)を確認してみましたが、ブースターなしで-76.5dBm/6MHz。ブースターありで-58.9dBm/6MHzで、同じように利得は18dBでした。

 今回スペアナで確認したところ、おおむね仕様通り18dBの利得が稼げることがわかりました。実際は電源部やコネクタの挿入損があるため20dB程度はあると思われます。

 なお当然ですがラインブースターは信号を増幅するだけで、信号品質は一切上がりませんでした。テレビを受信しようと思うならまずは高品質な信号が入る受信点を探しましょう。

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